ケースは完全に研磨されていないわけではありませんが、過度に研磨されているわけでもなく、触ってみるとシャープな印象です。ケースが小さいながらも存在感があるのは、ベゼルの状態が良く、形がはっきりと見て取れるからです。ベーシックなラッカー文字盤や珍しい文字盤の場合、ベゼルの状態を説明するのが難しい場合が多いので、アンティーク時計を探す際には上記の状態を参考にしてください。
ストラップは60番の7205ストラップと19mmスイスリベットストラップです。時計の接合部分もしっかりしていて緩みもなく、とても良い状態です。ラッカー仕上げの文字盤とリベットストラップが絶妙な雰囲気を醸し出します。保証書は冊子状になっており、当時の天文台のクロノメーター検定用紙も入っており、このような冊子状の保証書はなかなか良いものだと感じますし、コレクションとしても非常に魅力的です。
ロレックスのラッカーダイヤルに関して言えば、誰もがスポーツモデルに注目しますが、ベーシックモデルとスポーツモデルの最大の違いは、当時の時計のすべてがラッカーダイヤルバージョンだったわけではないということです。ラッカー文字盤のモデルはほんの一部です。その時計の仲間を探しているなら、その数が非常に少ないことに気づいたかもしれません。 |