パーペチュアルカレンダーモジュールの最も重要な要素は、「48ヶ月プログラムギア」です。 この1つのプログラムホイールは、異なる色合いの各溝で、4年(48ヶ月)の各月に対応しています。 このようにして、パーペチュアルカレンダーは、月が28日、29日、30日、または31日のいずれであるかを自動的に識別できます。 しかし、この「48ヶ月のプログラムギア」こそが、パーペチュアルカレンダーモジュールの中で最も厚みとスペースを占めているのです。
オーデマ ピゲ ユニヴェルセル RD#4は、パーペチュアルカレンダーのこの層の厚さをさらに薄くするために、新しい「48ヶ月プログラムギア」を使用し、一般的なパーペチュアルカレンダー「プログラムホイール」は2層構造で、オーデマ ピゲはユニヴェルセルRD#4に新しい1層構造の「プログラムホイール」を使用しています。 この単層構造の「ホイール」は、オーデマ ピゲのスリムなパーペチュアルカレンダーRD#2に採用されています。 これにより、パーペチュアルカレンダーモジュールの厚さが薄くなります。
オーデマ ピゲ ユニヴェルセル RD#4には、年、曜日、日付(アウトサイズ日付窓)、月を表示するパーペチュアルカレンダー、クロノグラフ用の30分積算計と12時間積算計、トゥールビヨンなど、さまざまな複雑機構が搭載されています。 数あるポインターウィンドウの中でも、オーデマ ピゲ ユニヴェルセル RD#4にはムーンフェイズがあります。 このムーンフェイズは、スペースを節約するために、非常に巧妙に設計されています。
トゥールビヨンは多くのスペースを占めるため、ムーンフェイズは8時位置に押し込まれており、通常のムーンフェイズディスクは絶対に収まりません。 そのため、オーデマ ピゲ ユニヴェルセル RD#4は、ムーンフェイズを形成するために「2つのターンテーブルをつなぎ合わせる」方法を採用し、ムーンフェイズが占めるスペースを減らしています。 この「2文字盤ステッチ」は、特大カレンダーによく見られますが、月の満ち欠けでは極めて稀です。 |